横浜市 税理士の鍵
かつてドッグ・イヤーという言葉が流行したのと同様に、イスラム金融にとって1年というスパンは非常に長い。
世界をみると、この1年だけでもさまざまな変化が起こった。
増加傾向を辿っていたイスラム債発行が一時的であろうが大きく減少し、英国ではイスラム金融専門企業が3社増え、非イスラム圏国際金融センターのイスラム金融振興競争に香港が本格的に加わった。
国内でも、日本経済新聞社によりかつてない規模のイスラム金融シンポジウムが開催され、大和投資信託がイスラム投資信託をシンガポール取引所に上場し、早稲田大学大学院ファイナンス研究科はイスラム金融に関する講座を正規コースの中に設置するなど、世界へのキャッチアップを試みて、さまざまな機関がイスラム金融への取り組みを進めている。
ここでくわしく述べるように、イスラム金融は非イスラム国を含めて拡張しており、国際ここは、多くの人がイスラム金融の基本を容易に体得できるように書かれている。
冒頭述ベたように、イスラム金融の変化のスピードは速く、ここで記述されているファクトがすぐに陳腐化する可能性もある。
しかし、ここで基本事項を身につけていれば、変化にも対応し最新の状況にキャッチアップする能力も得られると考えている。
なお、イスラム金融に関するさまざまな事柄について、前述のように変化が速い上、国や地域、金融機関などによってまちまちな面がある。
このためここでは、統一的・断定的な表現が適切でなく「からが多い」といった表現が随所にみられるが、ここを通じてこうした市場実態の一端も垣間見ることができるだろう。
イスラム金融については、拙著『イスラム金融入門』を含めてすでにいくつかの日本語書籍が発刊されている。
また、レポートなども多く出されており、インターネットで検索すれば、日本語で多くの情報が手に入る。
しかしながら、イスラム金融の形式的な事項を表層的に集めたものもあり、広報用の簡単なパンフレット程度としては良いにしても、イスラム金融を本気で学ぼうとする人に対しては不十分と思われるものも少なくない。
誤った情報や、イスラム金融とはこの程度と思われるような内容が伝えられてしまうと、まだまだポテンシャルの大きい日本にとってのイスラム金融に対して、ネガティブに働いてしまう可能性さえあるだろう。
金融の最先端を行く分野の一つと言える。
私は海外でのイスラム金融セミナーに講師として招聡される機会も多いが、そうしたところでは、アラブ圏のイスラム法学者がアラブ訛りの英語で売掛債権の証券化に関するイスラム法的見解を滑々と述べ、マレーシアの当局者が同国イスラム金融市場の国際性につきマレーシア訛りの小気味よい英語で熱く語る一方、英国のインベストメント・バンカーや弁護士が大規模の取引事例についてクイーンズ・イングリッシュで説明をし、アメリカ人がファンド・ビジネスについてその将来性を語る、といったような光景に出くわす。
従って、イスラム金融がアラビア語によってのみ運用され、イスラム教徒の間でのみ展開される閉じた社会での金融だと考える人がもしいたら、それは大きな間違いだ。
もちろん、イスラム金融はイスラム社会に起源を持つものであり、現代でも非イスラム教徒としては教義を尊重しつつ接すべきものである。
しかしイスラム金融は、イスラム社会とそれ以外を分断しようとするものではない。
むしろ、イスラム社会がそれ以外の社会との共存を許容しているのが、現代のイスラム金融の姿のようにもみえる。
さらに、イスラム金融を知ることで、みなさまは、イスラム金融に限らない金融全般についての示唆を得られるものと思われる。
ここでは、そうした観点についても言及している。
とはいえ、私は自己の持つ金融のバックグラウンドに基づき記述しているに過ぎず、イスラムの宗教論や法学、社会事情やアラビア語などには明るくないことを初めに申し上げておかなければならない。
ただ最近では、こうした分野の研究者からのイスラム金融に関する情報発信も次第に増えているほか、研究会などに参加させていただく機会もあり、私のイスラム金融研究に深みを与えてくれる。
イスラム金融は極めて学際性の高い研究分野であり、ここでは、こうした点への反省を踏まえながら、イスラム金融の核心について記述した。
それが、イスラム金融の強みであり、そして大半の非イスラム教徒である日本人がイスラム金融を知る意義でもある。
また、イスラム金融の現場の実態について、私の経験を交えつつ紹介するとともに、多くのみなさまが今後何らかの形でイスラム金融という文字を目にしたり実務として接したりする際に、前提として持っておくべきシールと心構えについてもまとめた。
もちろん、この意欲的な方向性がどれだけ実現できているかはみなさまの判断に委ねるしかないが、雑多な情報が溢れる現状においては、こうした方向性が適切であると私は考えてイスラム金融とは何ですか。
イスラム金融とは、イスラムの教義に基づく金融のことです。
具体的には、金利の概念を用いないこと、そして教義で禁じられる事業、例えば豚肉やアルコール等を扱う事業への資金提供はできないことが大きな特徴です。
イスラム金融の具体的な商品には、いろいろな種類のものがあります。
ここを手に取った方の中には、イスラム金融についてまったくの初心者という人もいらっしゃるかと思います。
神秘的な語感もあるイスラム金融とは一体何なのか。
利子をとらないというのは本当ですか。
本当です。
イスラムの聖典コーランでも利子を禁じる記述があります。
イスラム金融の取引では、金利は含まれません。
ただし、金利ではありませんが、それに似た要素を作ることで、金利付きの取引に似たような効果を作り出しています。
商品取引を絡めてその売買差益などを金利のようにみる方法、投資の配当を利息のようにみる方法などがあります。
くわしくは第2章を読んでみて下の預金、種々の貸出、保険、債券、株式指数、投資ファンドなどなど、普通の金融に類するくらいの品揃えがあります。
そして、これらの仕組みは、普通の金融にも似たようなものがあるため、分かりにくいものではないと思います。
イスラム金融というと特殊なもののように聞こえ、またあとでもアラビア語の専門用語が出てきたりしますが、その根本的な仕組み自体は決して難しくないでしょう。
ある金融取引がイスラムの教えに沿っているか否かはどうやって分かるのですか。
オイルマネーがイスラム金融の拡大に大きな影響を与えていることは事実です。
近年の原油高により、中東各国では原油輸出で潤う国が多く、その大半がイスラム国なので、イスラム金融の増加につながりやすい面があります。
投資家の運用資金が増殖しているほか、設備投資を行なう地場企業等がイスラム金融を利用するケースも増えています。
やはりオイルマネーの影響で最近増加しているのですか。
複雑な金融取引と、膨大な知の体系であるイスラムの教義(シャリアと呼ばれます)との関係は、万人がすぐに理解できるものではありません。
横浜市 税理士です。個性派にオススメの横浜市 税理士です。
横浜市 税理士を笑って続けよう!横浜市 税理士があればかなり良いところまでいけそうです。
横浜市 税理士です。横浜市 税理士をリーズナブルな価格で提供中です。
